装飾装飾
クリスマスクラッカーのイメージ画像です

「クリスマスクラッカー」は
細谷火工が発明した
パーティーグッズ! Christmas crackers

パーティーグッズの定番となっているクリスマスクラッカー。この製品は海外から輸入されたグッズに見られがちなのですが、実は細谷政夫の発明品です。

細谷政夫が17歳の頃、当時、お世話になっていた花火問屋の山縣源七商店(現、株式会社山縣商店)の店主が、通称「投げ花」と呼ばれる、船の見送りなどで使われるカラフルな紙テープを見せ、「投げると延びるこのテープのようなものを花火で作れないものか」と話されました。その時にふと思い出したのが小学校の時に行った理科の実験です。

理科の実験がヒントに! Inspired by science experiments!

その実験とは、政夫が高等小学校の2年生であったころ、理科担当の校長先生が2つに包まれた薬品を持ってきて、「この2つの薬品を静かに混ぜてごらん」と言われた時のものです。政夫は、そっと2つの薬品を混ぜ、先生に手渡しました。先生は混ぜた薬品を茶色の封筒に入れ、教壇の上に小さい板を置いて、その上に封筒を置き、用意していた金槌で封筒を叩きました。ドーンと耳をつんざく爆音がして、爆煙が天井までもうもうと上がり、生徒一同度肝を抜かれました。先生は、生徒たちの反応にニコニコし、この2つの薬品がマッチの軸木と箱の摩擦薬の主な原材料であることを分かりやすく教えてくれたのでした。

とっさにこの経験を思い出した政夫は、「あの時の実験で使った2種類の薬品が使えるのでは?」とピンとひらめいたのですが、乾燥した薬品はそのままでは取り扱いが非常に危険であるので、安全でかつ、発火しやすくなるよう様々な試作を重ねました。その結果、糸を引けば発射薬が爆発し五色の紙テープが飛び出すクリスマスクラッカーを生み出し、この発明は細谷火工の基礎を作ったヒット商品となりました。

(細谷政夫・細谷文夫著花火の科学より抜粋)